オーガニック化粧品を使うポリシー

肌に優しいだけでは消費者の心をつかめない

オーガニックという言葉はすっかり社会に浸透しました。最初は砂糖などの食料品やコットンなどを販売するときの広告に使用されました。有機農法で作られた食品は健康に良い、あるいは製造過程で化学漂白などしていない商品は赤ちゃんなどデリケートな肌に優しいというふうに、商品の魅力をアピールする形で始まりました。しかしながら、ただ健康に良い、敏感な肌へ優しいというコンセプトではビジネス性に欠けます。健康食品はもちろん、自然派コスメやドクターズコスメなど、過敏性の肌を持つ人々をターゲットとするスキンケア、ヘアケア商品は市場にあふれています。ただでさえ価格も高めに設定された商品がただ肌に優しいというだけで消費者の心をつかむことは難しいのが現実でした。

製造現場の人の健康をも配慮するオーガニック

いくらモノが良くても、資本主義社会でビジネスラインに乗らなければ、倒産の憂き目にあいます。売れてこそなんぼ、消費者を惹きつけてやまない付加価値を商品に付けて売れるようにしなければなりません。そこでオーガニックとは何か、原点に立ち返り、商品に対するコンセプトを練り直されました。いうまでもなく、有機農法によって作られた商品は土壌を汚染することはありません。また農薬をほとんど使わない農法で管理された畑から原料を採取するという方法も労働者の健康を害することもありません。無茶なコストダウンのために賃金カットといった戦略の末に作られることもありません。また化学処理を施さず、現場の労働者に健康被害を起こさないように配慮された製造工程を経て作られた安全な商品でもあります。こうして、オーガニック化粧品とはきちんと労働対価が支払われた原料から健全な製造法で作られた安心安全な商品であることをアピールすることで、消費者の心をつかむことができました。

化粧品ですらポリシーで選ぶ時代こそ

今や社会で認知され、一定の地位を築きました。製造工程にこだわりに見合う価格設定、安全で安心して使用できるという化粧品への満足感が付加価値となっています。自分が口にする食料品をきちんと選んで購入するのと同様に、バスルームで使用するコスメもまた厳選したものを使いたいという消費者から受け入れられたのです。特に近年オイルを直接肌に塗布するスキンケア商品が増え、有機農法で作られた原料から採取された天然のオイルは消費者に受け入れられています。化学的手法を使わず伝統的な古来の方法で絞られたオイルが高価なのは当然で、天然オイルの香しい香りと共に消費者を満足させています。原料に始まり、製造過程、消費者、全ての人を幸せにするビジネス方式は今後も活発化することでしょう。

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